テスラ新型ロードスターの加速が半端ない!0-100km/hはなんと2.1秒

 TeslaがTwitterで新型ロードスターに関する新たな動画を投稿しました。

2017年11月セミトラックモデル(semi)と共に発表され、2020年の販売開始を予定しているテスラ社の新型ロードスターは、0 - 60mph(0-96km/h)を1.9秒0 - 100km/h を2.1秒というとんでもない加速性能を持つとされています。これらの数値は公式サイトにも記載されているので、デマではなさそうです。0 - 60mph で2秒を切った車はこれまでないので、実現すれば史上最速の称号を得るのは間違いありません。最高時速も400km/h超えのまさにスピードスターです。

 ちなみに Model S P100D の Ludicrous Mode(ルーディクラス モード)でさえ 0 - 60mph はモータートレンド誌のテストで記録された 2.28秒。それを0.3秒以上上回る速さになります。

静かなる超加速

 そして今回投稿された動画にはそのモンスター級の加速を体感した人々のリアクションがまとめられています。みんな口を揃えて「HOLY SH**」や「HOLY F**K」と叫んでおり、やはり新型ロードスターの加速は異次元のようです。そして注目すべきは電気自動車ならではのその静かさ。風を切る音と乗っている人の驚きの声しかほぼ聞こえません。エンジン音とは無縁の世界です。そして、エンジンにはできない、モーターだからこそ可能な超加速。
YouTubeでは他にもいくつか実際のテストドライブの動画もあがっています。

 こちらは日付から、昨年のセミトラックモデルと同時に発表された日に行われたテストドライブの動画と思われますが、もう加速がSFみたい。バックトゥーザフューチャーかって感じで、時空の壁を突き破りそうです。ちなみに運転しているのは、テスラのチーフデザイナーの Franz von Holzhausen氏と思われます。
 この動画では車内のタッチスクリーンも撮影されていますが、空気抵抗を考えてでしょう、かなり傾斜が強く、どちらかというとフラットに近い角度に設置されています。また、Model 3 と同じく運転席前方にスピードメーターなどのインパネがありません。そしてハンドルがやばいほど近未来的。また、車外に目を向けるとサイドミラーもありませんね。流体力学、空気抵抗を最大限に考慮したフォルム、デザインになっています。こういったデザイン面からも、モンスター級の加速性能が可能になっているんですね。

公開されているスペックはベースモデルにすぎない?

 昨年の発表後、イーロン・マスクは「これはベースモデルの性能で、特別オプションでもっと異次元になる」とツイートしています。毎度おなじみ彼のやや誇張宣伝する性格を考えると真に受けずらいですが、もしこれが本当であれば、さらに速くなる可能性があるということ。ここではSpaceXのロケット技術の応用についても言及されており、今年に入っても小型ロケットエンジン(スラスター)10個を搭載した「SpaceXオプションパッケージ」なるものもツイートしており、どこまでが本当に実現されるのか、全然検討がつきません。確かに、SpaceXのロケット技術を応用すればさらに速くなりそうなイメージはできますが。尚、イーロン・マスクが両社の代表をしている事からも、TeslaとSpaceXは様々な分野で以前から技術提供や技術共有を行なっているようです。

スリップせずに加速できる仕組みは?

 普通、一気に非常に大きいトルクが車輪にかかるとスリップを起こし、前に進まない、ということが起こりそうなものですが、なぜ新型ロードスターはスリップせずにトルクを加速に繋げることができるのでしょうか。
 予想の範疇になりますが、電気自動車はトルクをコントロールしやすいためトラクションコントロールシステム(TCS)とそのソフトウェアの性能が通常のガソリン車よりも高いこと、AWDで全輪駆動、3つのモーターでトルクを制御していること、200kWhの巨大な重量のバッテリーを車体の底部に置いており重心が低いこと、などが理由かと思われます。いずれにせよ、タイヤスリップを最小限に抑えることは爆発的な加速には必要不可欠となるため、ソフトウェアの改良含めテスラも継続的に努力していると推測されます。


 テスラ新型ロードスターは狂気じみた加速が少し怖い気もしますが、トップスピード含め間違いなくスポーツカー好きにはたまらない速度を体験できそうです。既に2017年11月時点でテストドライブができるレベルのプロトタイプになっており、さらに今年2018年6月の株主総会の時にはホワイトの新型ロードスターが展示されていたようなので、モノは着実に出来上がっている印象を受けます。

 あとは Model 3 含めその他のモデルの製造に加え、新型ロードスターの製造がキャパ的に問題なければ、2020年の販売開始も予定通り実現する可能性は大いにありそうです。自動車史上最速となるであろうテスラの新型ロードスター、引き続き注目です。

shuhei koyama

2015年6月に Tesla Model S を購入。85,000kmほど走りました。ブログはかなり不定期です... Attendar(アテンダー)というモダンな日程調整ツールを開発しています。ぜひ使ってみてください!https://attendar.com/ja